東村山市社会福祉協議会との成年後見に関する
勉強会に参加してきました。
田無支部は、成年後見についての司法書士の活動が活発な地域ですが、
東村山市も、非常に積極的に、取り組んでおられます。
そんな中での、あるベテランの司法書士の話です。
ある被成年後見人のかたが、会うたびに「自分はもう死んでるの・・・。」と
いっていたとのこと。
それではいけないと、施設に話したけど、変わらなかった。
(普通に、面倒はきっちり見てはいましたが。)
そこで、いろいろ画策して施設を代え、施設の人にも
「自分はもう死んでるの・・・。」
などとは言わせないことを目標に介護してもらい
部屋の装飾を明るくしたり、アクセサリーをつけてみたり、
以前やっていたような
生活を取り戻してもらうような工夫をしてみたとのこと。
そうすることで、本人の表情がとても明るくなり、
白髪も少し黒みをおびるようになったそうです。
成年後見のプロはそこまでやるのかと、感動しました。
本来そういうことは施設の方の役割でしょうが、
忙しくてルーチーンワークに陥りがちになるかもしれないので、
後見人の側からも積極的に意見を言った方がいいのでしょうね。