相続の関係で、戸籍を調べてると
「高齢につき死亡と認定」
という記載がありました。
いわゆる高齢者消除というものです。
この高齢者消除についての最初の先例は、
大正5年2月3日のものだそうです。
大正4年の秋に行われた大正天皇即位の儀式に際して、
調査が行われたところ、大阪市においては100歳以上で
戸籍に記載されているものが、870人いたそうです。
そのうち、4人しか生存が確認できなかったとか。
それで、戸籍上、高齢者消除という制度が出来たようです。
つい最近も、戸籍上生きていることになっている高齢者の問題が
取り上げられていましたが、今に始まったことではなかったんですね。
ある社会学者の先生が、日本ほど、血のつながりというものが
薄い国はないといってましたが、昔からそんな感じだったのかもしれません。
ちょっと、寂しい気がします。